熱狂的なコレクターがいるトレーディングカード、それはNFTの世界でも同様です。
NFTトレカを発行している日本企業も増加しており、ファンやコレクターに人気になっています。
ブロックチェーンとトレーディングカードが組み合わさることで、トレカにあらたな価値を生み出すことができます。
急激な成長を続けているデジタル資産は、今後も大きく広がっていくことが予想される。
NFTトレカとは
NFTトレカとは、NFTとトレーディングカードを組み合わせた「デジタルトレーディングカード」になります。
NFTの技術を用いることでコピーや偽造が困難になり、価値を保ってくれます。
ブロックチェーンで紐づかれているので過去の取引履歴も全て記録されている(コピーや偽造が困難)
カードの希少性が高まり、本物の発行されたカードだということを簡単に証明できます。
NFTトレカは、紙とは違い、デジタルのため音声や動画を加えたトレーディングカードを作成することもできます。
ただのトレーディングカードをスキャンして、デジタル化するだけはないのです。
NFTにすることで、様々な付加価値をつけたトレカを発行することが可能。
NFTトレカは、マーケットプレイスで自由に売買が可能なため、デジタル資産としても扱うことができます。
カードの価値が購入したときの数十倍に値上がりすることもありえるのです。
Crypto Spells(クリプトスペルズ)
クリプトスペルズは、Crypto Games株式会社が運営をしている国産デジタルカードゲームになります。
カードは全てNFTで発行されている。
2019年に正式リリースされ、初日に600ETHを売上て日本最大級のブロックチェーンゲームと話題になりました。
クリプトスペルズのイラストは、有名なイラストレーターとコラボしたり、絵がとても綺麗で質が高いのが特徴。
カードの発行権を手に入れることもでき、オリジナルのNFTカードを作成することも可能です。
手に入れたNFTトレカは、マーケットプレイスで自由に売買できる。
ゲームを楽しみながら、手に入れたカードが資産になるのです。
現在、Crypto Spellsを取り扱っているNFTマーケットプレイスは下記になります。
・Coincheck NFT
・miime(ミーム)
・nanakusa(ナナクサ)
・OpenSea(オープン・シ―)
・rarible(ラリブル)
コインチェックNFTが取扱量が高いので、売買するならコインチェックNFTで行うと良いでしょう。
Sorare(ソラーレ)
Sorare(ソラーレ)は、現実のサッカーの試合や戦績スコアを反映して作られているブロックチェーンゲームです。
世界中の実在するチームや選手をデジタルトレーディングカードにしています。
日本のJリーグもライセンス契約しており、NFTトレカとして購入可能です。
世界中にサッカーファンがいるため、アクティブユーザーも多く人気の高いNFTとなっています。
レアカードは数十万で売買される。
C・ロナウドのユニークカードが3,200万円で売買されていたりもします。
現実世界で人気の高い選手のカードは、やはり高額になるケースが多い。
NBA Top Shot
「NBA Top Shot」は、実在するNBA選手のトレーディングカードを発行しているプラットフォームです。
Sorare(ソラーレ)と同様に世界中にNBAのバスケットボールファンがいるため、とても人気の高いNFTトレカとなっています。
人気選手のカードは1000万円以上で売買されていたりします。
NBA Top ShotのNFTトレカは、NBAの試合でのハイライト映像をNFTとして所有できるのが特徴。
ブロックチェーン企業の「Dapper Labs」によって提供されています。
Discordでファンのコミュニティも盛んに行われています。
世界的に人気のため、NFTの資産として所持していても損はないかと思います。
SKE48×NFTトレカ
アイドルグループ「SKE48」は、株式会社coinbookが運営する(NFTトレカ)ブロックチェーン上でデジタルトレーディングカードを発行しております。
2019年に正式にリリースされてから2週間で3000万円を売上る。
「NFTトレカ」は、これまで数回にわたり「SKE48」とコラボを実施。
①「SKE48 12th Anniversary Fes 2020 ~12公演一挙披露祭~ NFTトレカ」
②「新成人メンバーの晴れ着シリーズ」
③「卒業コンサートいきなりNFTトレカ」
④「NFTトレカ×クリプトスペルズ」
アイドルとファンを結びつける新たなツールとしてNFTが使われています。
ファンは限定のNFTを手に入れることができ、自由に売買が可能になりました。
Coincheck NFTマーケットプレイスで購入や売却ができる。
BABYMETAL
世界的人気のメタルダンスユニット「BABYMETAL」は、結成10周年を記念したNFTトレーディングカードを発行しています。
WAXのブロックチェーンを使用してNFTを販売。
海外での人気が高いため、発売元は海外の会社です。
1000セット限定の発売だったこともあり、NFTは争奪戦となりました。
開始たった4分で全てソールドアウト(1枚100ドルにて販売)
シリアルナンバー1のNFTトレカは9600ドル(約104万円)で高額取引されています。
NFTは売却ができるので投資としても魅力的です。
ももいろクローバーZ
アイドルの「ももいろクローバーZ」も2021年10月にNFTトレーディングカードを発売。
トランプをモチーフにしたNFTカードとなっています。
全52種類のカードで限定2288パックの販売。
カードには隠しメッセージが含まれており、集めながら楽しむ要素を加えています。
当たりパックには「メンバー直筆イラスト色紙ピース」が手に入る。
NFTのブロックチェーンはLINEの独自ブロックチェーン「LINE Blockchain」を採用している。
NFTは実物よりも高額な価値をもたらしてくれる
NFTブームはこれからもっと加速していくことが予想できます。
それに伴い、芸能人やアーティストのNFT作品も増えていくことになる。
日経クロストレンドの「2022年ヒット予測」では、3位に「NFTトレカ/アート」が選ばれています。
資産価値のあるアートを個人が所持したり、自由に売却できる環境が整ってきています。
NFTは新たな創作活動の場所となり、爆発的に広がっていくでしょう。